《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》はなぜ強いか?
2011年11月8日 Legacy コメント (2)何を今更・・・
という感じがあるが。
ワールドウェイクを代表するカードのひとつであり、レガシーのメタの一角を担うデッキのキーカード。
Legacyではなく、他の環境で始めにその性能を見出されたカードでもある。
《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》が強いかどうかは大会の結果を見れば一目瞭然である。
なぜ《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》を含む通称、石鍛冶デッキは強いのだろうか。
色々な記事を見ても《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》を含むデッキがなぜ強いかはそれほど考察されていないように思える。
考察されるまでもないのかもしれない。
しかし、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》についての考察を書いてみたい。
当たり前のことを書いているので、知っている方は読まなくて良いと思います。
→個人的意見なので正しいも間違ってるも感じるのは人それぞれです。考えを強要するつもりは全くありません。
これは再確認の意味もある。
又、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》が強いデッキの中核となるカードならば、次にそのようなカードが出てきた時の判断材料にもなるからである。
《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》を考えるにあったって、このカードのポイントをまとめてみようと思う。
①シングルシンボル
②-1クリーチャー、
-2タフネスが2
③装備品を手札に加える(サーチ)
④装備品をインスタントタイミングで出すことが可能。しかも、2マナ(シングルシンボル)
⑤装備品を手札に加えるのはCIP
そしてそれらを総合した
⑥「石鍛冶パッケージ」の汎用性
以上のようになる。
⑥が最も注目すべきところであると思っている。
ひとつずつ見ていこうと思う。
①シングルシンボル
→様々なデッキに入れ易く、タイトなマナ基盤でなくても運用が可能。
このカードを出すためにゲーム序盤で無理やりDual Landsを引っ張ってくる必要性を軽減できる。
これは、《不毛の大地/Waste Land》が蔓延する環境では非常に重要であり、タッチも容易であるということを意味する。
結果的に「手札で腐って出せない」状況を少なくすることが可能である。この点も良い。
②1&2:クリーチャー/タフネス2
「③装備品をサーチする」というコンセプトに合致している。
装備先のクリーチャーが不在という状況を回避しやすくなる。
つまり、サーチした装備品が腐る自体が少なくなる。
タフネス2は非常に重要で、《暗黒波/Dark Blast》及び《はらわた撃ち/Gut Shot》一発で落ちず《仕組まれた疫病/Engineered Plaque》にも耐える。
つまり、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》を処理するために現時点では《稲妻/Lightning Bolt》や《四肢切断/Dismember》、《殺し/Snuff Out》それに布告系が必要な訳で、2マナクリーチャーに対して唱えるには元が取れない場合が多い。
また、剣シリーズは総じて修正が+2/+2であるためこれらを装備した《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》のサイズは3/4である。
タフネスが4は重要だ。
例えば、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》を装備しても《野生のナカティル/Wild Nacatl》を一方的にうちとれる。
《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》を装備しても《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Cloque》も倒せる。
《稲妻/Lightning Bolt》で落ちない。
以上のようにプロテクションが合わない場合でも、タフネスのおかげで非常に有利に戦えるのだ。
この点も非常に大きいだろう。
しかも、「⑤装備品を手札に加えるのはCIP」であるため、妨害手段も限られ、除去してもアドバンテージは失ってしまう。
また、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》に除去を使うということは他のクリーチャーを除去できなくなることを意味する。
③装備品を手札に加える(サーチ)
非常に強力な能力であり、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》の強さの根幹を支える能力。
ちなみに「装備品」というのがポイント。
場に出せば除去されない限り、後続のクロックを強化することが可能であり、長期戦にも強い。
特に、毎ターントークンを生み出せるカードとは非常に強いシナジーを形成する。
また、相手に応じて必要な装備品を選択できるため、柔軟性が高い。
装備品というシステム自体が強力なものであるので、これは当然といえば当然だ。
実質、ビードダウンに対しては《梅沢の十手/Umezawa’s Jitte》が《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》枚数(3?4)枚追加されるようなものである。
大型クリーチャーをを展開しても色が合えばプロテクションで防がれる。
クリーチャーを多めに搭載又は、トークン生成カードを入れる等の構築を意識的にすることで、これらのことを実施するのは容易だ。
《殴打頭蓋/Batterskull》の登場はクリーチャーが少ない構成でも石鍛冶パッケージを可能にし、ダメージレースを優位にすると共に装備の隙をなくした。
その結果、マーフォークデッキに対して有利に戦えることが多くなった。
加えて、この時にライブラリーをシャッフルするため、《渦巻く知識/Brainstorm》、《師範の占い独楽/Sensei’s Dividing Top》そして《森の知恵/Syvan Library》等のライブラリートップに不要牌が溜まり易い、ライブラリー操作カードともシナジーを形成する。
加えて、これはハンドアドバンテージを失わないことを意味する。
このことが如何に強力であるかは後述する。(次回の日記で書きます)
④装備品をインスタントタイミングで出すことが可能。しかも、2マナ(シングルシンボル)
この起動型能力の存在はテンポデッキやクロックパーミッションで非常に重宝する。
相手が打ち消すに値しない呪文を唱えた時や、何もしないでターンを終了した時に起動することで常にカウンターを構えながら展開することが可能になる。
しかも、コストが(1)(W)以上の場合は踏み倒すことができる。
⑤装備品を手札に加えるのはCIP
これは、非常に妨害手段が限られることを意味する。
クリーチャー故、直接場に出すことも可能であり、この場合唱えられた時では誘発しない。
具体的には《霊気の薬瓶/AEther Vial》等の起動型能力だ。
このおかげで、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》は《霊気の薬瓶/AEther Vial》と非常に相性が良く、親和デッキにさえ入る。
⑥「石鍛冶パッケージ」の汎用性
ここで書くと長くなってしまうので、これはまた後ほど述べさせていただきたい。(次回の日記で書きます)
という感じがあるが。
ワールドウェイクを代表するカードのひとつであり、レガシーのメタの一角を担うデッキのキーカード。
Legacyではなく、他の環境で始めにその性能を見出されたカードでもある。
《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》が強いかどうかは大会の結果を見れば一目瞭然である。
なぜ《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》を含む通称、石鍛冶デッキは強いのだろうか。
色々な記事を見ても《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》を含むデッキがなぜ強いかはそれほど考察されていないように思える。
考察されるまでもないのかもしれない。
しかし、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》についての考察を書いてみたい。
当たり前のことを書いているので、知っている方は読まなくて良いと思います。
→個人的意見なので正しいも間違ってるも感じるのは人それぞれです。考えを強要するつもりは全くありません。
これは再確認の意味もある。
又、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》が強いデッキの中核となるカードならば、次にそのようなカードが出てきた時の判断材料にもなるからである。
《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》を考えるにあったって、このカードのポイントをまとめてみようと思う。
①シングルシンボル
②-1クリーチャー、
-2タフネスが2
③装備品を手札に加える(サーチ)
④装備品をインスタントタイミングで出すことが可能。しかも、2マナ(シングルシンボル)
⑤装備品を手札に加えるのはCIP
そしてそれらを総合した
⑥「石鍛冶パッケージ」の汎用性
以上のようになる。
⑥が最も注目すべきところであると思っている。
ひとつずつ見ていこうと思う。
①シングルシンボル
→様々なデッキに入れ易く、タイトなマナ基盤でなくても運用が可能。
このカードを出すためにゲーム序盤で無理やりDual Landsを引っ張ってくる必要性を軽減できる。
これは、《不毛の大地/Waste Land》が蔓延する環境では非常に重要であり、タッチも容易であるということを意味する。
結果的に「手札で腐って出せない」状況を少なくすることが可能である。この点も良い。
②1&2:クリーチャー/タフネス2
「③装備品をサーチする」というコンセプトに合致している。
装備先のクリーチャーが不在という状況を回避しやすくなる。
つまり、サーチした装備品が腐る自体が少なくなる。
タフネス2は非常に重要で、《暗黒波/Dark Blast》及び《はらわた撃ち/Gut Shot》一発で落ちず《仕組まれた疫病/Engineered Plaque》にも耐える。
つまり、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》を処理するために現時点では《稲妻/Lightning Bolt》や《四肢切断/Dismember》、《殺し/Snuff Out》それに布告系が必要な訳で、2マナクリーチャーに対して唱えるには元が取れない場合が多い。
また、剣シリーズは総じて修正が+2/+2であるためこれらを装備した《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》のサイズは3/4である。
タフネスが4は重要だ。
例えば、《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》を装備しても《野生のナカティル/Wild Nacatl》を一方的にうちとれる。
《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》を装備しても《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Cloque》も倒せる。
《稲妻/Lightning Bolt》で落ちない。
以上のようにプロテクションが合わない場合でも、タフネスのおかげで非常に有利に戦えるのだ。
この点も非常に大きいだろう。
しかも、「⑤装備品を手札に加えるのはCIP」であるため、妨害手段も限られ、除去してもアドバンテージは失ってしまう。
また、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》に除去を使うということは他のクリーチャーを除去できなくなることを意味する。
③装備品を手札に加える(サーチ)
非常に強力な能力であり、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》の強さの根幹を支える能力。
ちなみに「装備品」というのがポイント。
場に出せば除去されない限り、後続のクロックを強化することが可能であり、長期戦にも強い。
特に、毎ターントークンを生み出せるカードとは非常に強いシナジーを形成する。
また、相手に応じて必要な装備品を選択できるため、柔軟性が高い。
装備品というシステム自体が強力なものであるので、これは当然といえば当然だ。
実質、ビードダウンに対しては《梅沢の十手/Umezawa’s Jitte》が《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》枚数(3?4)枚追加されるようなものである。
大型クリーチャーをを展開しても色が合えばプロテクションで防がれる。
クリーチャーを多めに搭載又は、トークン生成カードを入れる等の構築を意識的にすることで、これらのことを実施するのは容易だ。
《殴打頭蓋/Batterskull》の登場はクリーチャーが少ない構成でも石鍛冶パッケージを可能にし、ダメージレースを優位にすると共に装備の隙をなくした。
その結果、マーフォークデッキに対して有利に戦えることが多くなった。
加えて、この時にライブラリーをシャッフルするため、《渦巻く知識/Brainstorm》、《師範の占い独楽/Sensei’s Dividing Top》そして《森の知恵/Syvan Library》等のライブラリートップに不要牌が溜まり易い、ライブラリー操作カードともシナジーを形成する。
加えて、これはハンドアドバンテージを失わないことを意味する。
このことが如何に強力であるかは後述する。(次回の日記で書きます)
④装備品をインスタントタイミングで出すことが可能。しかも、2マナ(シングルシンボル)
この起動型能力の存在はテンポデッキやクロックパーミッションで非常に重宝する。
相手が打ち消すに値しない呪文を唱えた時や、何もしないでターンを終了した時に起動することで常にカウンターを構えながら展開することが可能になる。
しかも、コストが(1)(W)以上の場合は踏み倒すことができる。
⑤装備品を手札に加えるのはCIP
これは、非常に妨害手段が限られることを意味する。
クリーチャー故、直接場に出すことも可能であり、この場合唱えられた時では誘発しない。
具体的には《霊気の薬瓶/AEther Vial》等の起動型能力だ。
このおかげで、《石鍛冶の神秘家/Stornforge Mystic》は《霊気の薬瓶/AEther Vial》と非常に相性が良く、親和デッキにさえ入る。
⑥「石鍛冶パッケージ」の汎用性
ここで書くと長くなってしまうので、これはまた後ほど述べさせていただきたい。(次回の日記で書きます)
コメント
日記に書かれてる通りで、こいつ通れば勝ちってゲームも多いけど。
見た目に似合わず大ぶりなカードだと思う。
次の日記で書こうと思ってた石鍛冶の問題点がネタバレされた件
さすがに鋭いな。