最近行われたVintageの大会で第五位に入っていたデッキ。
以下がそのレシピ。

Business (34)

4 《虚空の杯/Chalice of the Void》
4 《無のロッド/Null Rod》
4 《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》
4 《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
1 《三なる宝球/Trinisphere》
3 《からみつく鉄線/Tangle Wire》
1 《煙突/Smokestack》
4 《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
4 《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》
2 《先駆のゴーレム/Precursor Golem》
3 《映し身人形/Duplicant》

Mana Sources (26)

1 《Black Lotus》
1 《Mox Emerald》
1 《Mox Jet》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Ruby》
1 《Mox Sapphire》
1 《Mana Crypt》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
4 《Mishra’s Workshop》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1 《裏切り者の都/City of Traitors》
1 《露天鉱床/Strip Mine》
4 《不毛の大地/Wasteland》
3 《幽霊街/Ghost Quarter》

Sideboard (15)
1 《映し身人形/Duplicant》
3 《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》
2 《先駆のゴーレム/Precursor Golem》
4 《虚空の力線/Leyline of the Void》
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《The Tabernacle at Pendrell Vale》

以下に個人的な意見を。

NULL MUD。
やはりというべきか、Stax要素が増えてきている。《煙突/Smokestack》や4《無のロッド/Null Rod》等は最たるものだ。
その中でも、《先駆のゴーレム/Precursor Golem》と《からみつく鉄線/Tangle Wire》が搭載されているのでMUDよりというコンセプトは見て取れる。

4《無のロッド/Null Rod》
→序盤の展開を阻害し、相手が体制を立て直さないうちに圧殺するというMUDのコンセプトを見て取れる。
以前の日記にも掲載したとおり、特定の状況下では《Mishra’s Workshop》は繰り返し使える《Black Lotus》だ。
そういった状況を作り出すのが《無のロッド/Null Rod》。
相手の《Time Vault》をつぶせるのも大きい。

3《からみつく鉄線/Tangle Wire》
→《先駆のゴーレム/Precursor Golem》との相性は言わずもがな。
序盤では相手のカウンターを機能させないように使える。(これが重要!!)
後半では効果が薄れるのが残念だが、強力な効果を持っていることには間違いがない。
特に、クロックを展開したあとに設置できれば勝利が近づく。

3 《映し身人形/Duplicant》

→《修繕/Tinker》から戦場に出される《荒廃鋼の巨像/Brightsteel Clossus》に対処できる。
勿論、Oath対策も。

4 《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
→《荒廃鋼の巨像/Brightsteel Clossus》やOath対策は勿論、いつ引いても困らない。
特に、《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》をコピーして妨害手段を増やしたり、《先駆のゴーレム/Precursor Golem》をコピーしてクロックの大幅強化等、使用法には枚挙に暇が無い。デッキによっては《先駆のゴーレム/Precursor Golem》をコピーし続けるだけでも勝てるだろう。クリーチャー故《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》にも引っかからず、《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》をコピーしまくるという手段もストーム系デッキに対しては非常に強烈。

2《先駆のゴーレム/Precursor Golem》
→大幅クロック強化。他にも、《からみつく鉄線/Tangle Wire》による効果を軽減したり、《煙突/Smokestack》による生贄手段の確保等、多芸。忘れてはならないのは《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》との凶悪なマナ加速。
3/3というサイズは《闇の腹心/Dark Confidant》や《瞬唱の魔導士/Snapcaster Mage》などを一方的にうちとれる。

ただ、4《不毛の大地/Wasteland》
及び3《幽霊街/Ghost Quarter》

を搭載しているにもかかわらず、《世界のるつぼ/Crucible of World》を搭載していないのは少し気になる。調整の末抜けたのだろうか・・・
《煙突/Smokestack》もあるので、《世界のるつぼ/Crucible of World》は非常にマッチしたチョイスだと思うのだが・・・
きっぱりと前のめりにしたからなのだろうか。

サイドボードは 4 《虚空の力線/Leyline of the Void》を除けば比較的一般的な構成。

《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》
→Oathのキーカードである《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を割れたり、飛行による制圧圏を確保できるので強力。
しかし、《無のロッド/Null Rod》とはディスシナジーであることは明確なのでサイドボーディングには注意が必要だろう。

《The Tabernacle at Pendrell Vale》
→対Fish用。マナ拘束と非常にマッチしたチョイスであると思う。
ちなみに、最近の[Sun Titan Dredge]に対する最終兵器でもある。

《虚空の力線/Leyline of the Void》4積みに関してはどうかと思う。
むしろ、MUDに《虚空の力線/Leyline of the Void》四積みさせるなんてどう考えてもおかしい。
このデッキの使用者だけならまだいいが、他のデッキの構築もそうなるのであれば《瞬唱の魔導士/Snapcaster Mage》を放置するのはどんなものかと思う。

とはいえこのデッキ、非常に理に叶った構築がなされていることも確かである。
次の日記にそのことは書く予定。
→気づいてる人も多いかもしれないが・・・

コメント

タミネタ@スキジリの人
2011年12月9日18:05

右手力を要求するデッキだな、ドローソース0とかかっこ良すぎる。
マナを縛ることによって相手のハンドアドバンテージを場に還元させないって考えだな。

初動の三玉とかチャリスを消されるor捨てさせられると途端に苦しくなりそうだけど、そこは先駆のゴーレムが頑張るのかな?

理に適ったってのは一マナのカードがイカリングしかないとか?
ワクショをフル稼働させるよう組まれてるのはよくわかるけど。

MUD/STAX
2011年12月10日0:37

確かにそれもあるかも~
ぶっちゃけ、それが大事だよね。
君のデッキもドローソースが0の時あったやん(笑)
後は、土地と《無のロッド/Null Rod》とかかな。
かなりマニアックな内容になりそう・・・

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