Bomberman@Vintage③

2012年1月23日 Vintage
前回はBombermanが上位に入りづらかった原因の一つにMUDがあることを書いた。
MUDが減少したのはSnapcaster Controlの台頭に一因があるのは間違いない。
そして、Snapcaster Controlに対して比較的上手く戦えるデッキがBombermanなのだ。

Bombermanデッキの強さは、前回の日記に書いた通りだ。
まとめると、

[1]クロックを比較的早い段階から用意し、カウンターを構えることが可能
[2]シルバーバレットによる柔軟性と妨害力しかも、クリーチャー主体でもOK

以上の二つにまとめられるだろう。

[1]に関しては前回の日記で。
http://battlecruiser.diarynote.jp/201201211515294212/
ここでのポイントは搭載しているクリーチャーのパワーが「2」であること。
このことが意味することは、「《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》による《Time Vault》サーチからの無限ターンという実質1枚コンボを防げる」ということに他ならない。
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》によるTezzeret’s Vaultのためには《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》の起動型能力を[-2]で起動する必要があり、《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》の初期忠誠度は[4]つまり、ブロッカーが居ない場合は次のターン《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》攻撃指定で《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》は落ちる。
2枚目を引かれたらさすがにGGだが、《粗石の魔道士/Trinket Mage》で《真髄の針/Pithing Needle》をサーチ出来たりするので、それだけでは決まらないこともある。

[2]について。
《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》により、サーチカードの効果を激減させることが可能である。
Tezzeret’s Vaultは所謂パワーカードの塊で、ある意味一種のGood stuffとも取れるデッキである。
デッキリストを見てもらえばわかると思うが、Tezzret’s Vaultのデッキはいくつかのキーカード及び、それを守るためのカウンターとサーチ/ドローカードで出来ている。
Snapcaster Controlになってからは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》が投入され、それらパワーカードを更に連打されるのでたまったものではない。
加えて、ある程度ビードダウンもこなせるようになった。
しかし、キーカードとそれを守るカウンター、そしてサーチ/ドローという基本は変わらないだろう。

言い換えれば、相手にした際、キーカードを場に出されない限りは負けないデッキである。
→これが非常に難しいんだけどね・・・
そして、Bombermanは効率的にそれらを妨害することができる。
まず、サーチに関しては《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》やカウンター呪文で対抗し、プレインズウォーカーには各種クリーチャーがいる。
《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》のサイズが2/4というのがミソで、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》を一方的にうちとれる。その他、優秀なクリーチャーを一方的に倒せるのは強い。
余談だが、Vintageのタフネス4はまず除去出来ない。

実際、《粗石の魔道士/Trinket Mage》で《真髄の針/Pithing Needle》をサーチ→《Time Vault》を指定した後に《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》を出すだけでTezzeret’s Vaultは沈む場合が多々ある。
特に、《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》が非常に強烈で、《修繕/Tinker》による強襲やサーチによる対策カード入手を十分に遅らせてくれる。
地味に、土地が伸びなくなるのもツライ。
それでも、Snapcaster Controlが逆転しているところを見ると、「強いデッキなんだな~」と感心する。

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