昔から使われている好カード。
Vintage環境のデッキでは一枚刺しという形で入れられることが多い。
→個人的に好きなカードのひとつでもある。

このカードの使い道は実に多彩であり、このような使い方が出来るカードは決して多くはないと思う。
だが、《Ancestral Recall》などと比べれば腐る場面も多いことも事実。
→この場合、比べる相手が悪いとも言えるが。

このカードの使い方は二つ。
①対戦相手に使う
②自分に使う

上記のいずれかだ。
→尤も、とれる対象からこの二つになるのは必然

①対戦相手に使う
言わずもがな、MUDには効果覿面。
相手のターンエンドに唱えてディスカードに持ち込めれば非常に美味しい。
とは言え、最近は《古えの遺恨/Ancient Grudge》が幅を利かせて来ており、《古えの遺恨/Ancient Grudge》の方が良い場合もある。
→どちらも時間稼ぎで終わることもあるが、《古えの遺恨/Ancient Grudge》の方が根本的な解決策足りえる。
又、Vault Keyに対して時間を稼ぐことも出来る。
加えて、《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》に対する回答にもなる。
《墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan》や《鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Wind》にも対処できる。
滅多にやらないが、《師範の占い独楽/Sensei’s Dividing Top》とも相性が良い。
地味に相手の《無のロッド/Null Rod》を戻せることも役に立つことも。

②自分に使う
前回の日記でも書いた《Mana Crypt》や《魔力の櫃/Mana Vault》を回収出来る。
この場合、マナ加速に加え、ストームも稼げるので所謂「Tendrils系」デッキとは相性が良い。
→特に、複数枚のMoxenと組み合わさった場合は凶悪

上記の他にも使い方はあるだろう。

逆に弱点は効果からわかるようにアーティファクトに頼ったり、展開する場合でなければあまり役には立たない点が上げられる。
前述の通り、最悪でも、自分にも唱えられるのでいくらかはマシであるが・・・

アンティキティーで登場して以来、長くに渡り青いデッキで採用され、第10版にも再録されている。
正直、Vintageでこのように昔から愛用され、更に最近の基本セットにまで顔を出しているカードは珍しいと思う。
単純に使われているスパンから見てもMoxenや土地を除けば最も古いカードの類に入るのではないだろうか?

こういったカードが俗に言う「良いカード」なのでは無いかと個人的には思っている。

コメント

しもべの一人、H
2012年3月16日18:27

どうも、はじめまして、しもべという者です。

Vintageは基本的にやらないのですが(お金が無くて)、以前から主にMUDを一、色々な記事拝見させて頂いて来ました。
とても参考になります。

>《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
そうですね、軽くて、色々応用が利きます。
単純なパワーカードよりも、この様な使い手によって様々な働きをするカードって素敵ですよね
私は8版の日本語がほしいんですが、あんまり売ってないんですよねぇ。

勝手ながらリンクさせて頂いたのでよろしくお願いします。

MUD/STAX
2012年3月18日2:18

>>しもべの一人、Hさん
コメントありがとうございます。
そう言っていただけると嬉しいです。
8版も素敵ですよね~
こちらからもリンクさせていただいてよろしいでしょうか??

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