Magic:the Gatheringは多かれ少なかれお金がかかる。
つぎ込むお金が高い程、真剣に、勝ちを目指してやっていることになるのだろうか?
確かに、その傾向はあると思う。
「強いカード」≒「高いカード」という傾向が存在するからだ。

しかし、上記の言葉が全ての場合に当てはまるわけではないことも事実だろう。
統率者戦が出来てから、「安いカードで・・・」や「安いデッキで・・・」ということもよく耳にする。
別に、それは構わない。
だが、個人的にはデッキに使われているカードの値段(=デッキの値段)で住み分けたりすることはナンセンスと言わざるを得ない。

人間の資産は様々だ。
従って、「高いカード」の捉え方も個々人で異なる。
どこまでを「高価である」とするのか、その線引きが明確にされていない限り「安いカードで・・・」といった曖昧な定義が混乱を招くのはまさに必然とも言えるだろう。
又、昔からやっている人とそうでない人もいるわけであり、そうなるとデッキ構築も一からカードを集める人と数枚カードを買うだけの人がいたりと差が出てくる。

自分は、比較的少ない資産でも工夫してデッキを構築し、勝ちを目指している人を知っている。
そして、そのような人は決して少なくないと思う。
繰り返しになるが、Magicにかけるお金の多寡は個人の主観的なものであり、絶対的なものではない。
→資産10億円の人の1万円と月々のお小遣いが数百円〜数千円の小学生の1万円が同じと言えるだろうか?
更に、1万円のカードが50円で手に入ることもある。その場合はどうするのか?

「楽しむことが目的なので、金がかからないように安いカードでデッキ作ってます」

確かに、そういう楽しみ方もあるかもしれない。
価値観が揃っていたり、ちゃんと理解している身内だけなら問題はないと思う。
しかし、そういった価値観が違う人はどのように捉えるだろうか?
お金で線引きをするということは非常に難しく、一筋縄ではいかないのが現実なのではないだろうか?
ある程度の目安にする分には一向に構わない。
だが、プレイするデッキの価値にこだわって住み分けたり、プレイヤーのスタンスを判断するのはどうかと思う。

コメント

MTGAnglerfish.アンコウ
2012年3月25日23:26

私も全く同様に思います。
安いカードをあえて使う方が身内にいますが、その方のアイデアには驚かされることも多く、学ばされることが多いですから。

Jail@Alternativeではない
Jail@Alternativeではない
2012年3月26日0:45

毎回の深い考察感銘します
自分もMagic参入当初は予算5000円以内に抑えて組む為にストレージコモンを中心に組んでいたのに気づけばレガシーで青絡みのデッキを組んで、当初の予算が今や一枚単価…
こういった記事を見ると非常に考えさせられます。~って下位互換だろ、とか~は四枚必須だろ、集めろよ…など結構言ってしまいがちですが楽しみ方は人それぞれ。つい、ポロッと出ないように気をつけたいものです

超時空紳士ラブ川ボス
2012年3月26日2:22

あるものと貰い物で組んだのがEDHのクレシュですがそれなりに戦えるし楽しめてます

MUD/STAX
2012年3月27日18:42

>>鬱っちーさん
コメントどうもです。
はじめまして。
ある程度お金がかかる趣味とはいえ、かけるお金がやる気とイコールではありませんよね!

>>Jail@Alternativeではないさん
お初です。
コメントありがとうございます。
人間、思っていることは態度やちょっとした言動に出てしまうので気を付けたいものですよね。
何より、相手から学ぼうとする姿勢も大切だと思っています。
一見して上位互換に見えるカードでも、入れない理由があるかもしれませんし。

>>超時空紳士ラブ川ボス
毎回感心させられてます。
特に、《最後の賭け/Final Fortune》はクレシュの代名詞(笑)
さらなる進化、期待してます!

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