前回の日記からだいぶ時間が経ってしまったが・・・
それはそうと、前回の自分の主張は

①「Vintageがクリ―チャー主体の環境になりつつある」
②デッキ使用者の割合が変わった

であった。
①に関しては、「クリーチャーも活躍できる環境になりつつある」といった方が良いのかもしれない。

①の考え方についてはそのままの意味だ。
そして、今回のMUDもそれを物語っている。
それは何か?
《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》の投入だ。

《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》。
MUDのクリーチャーデッキに対する最終兵器とも呼べるカードで、1体でライフレースを覆すことも少なくはない。
ちなみに、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》がVintageで強いのはそれ自身が2点クロックをもつことであり、ただ単にカードの再利用ができるからではない。
実際Vintageでは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》に殴り殺されることも珍しくはないのだ。
→MUD側から言わせてもらえば、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》のせいでPanther MUDが消えたともいえる。
《切りつける豹/Slash Panther》のタフネスは2だ。(何が言いたいかわかるでしょう?)

《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》自身、《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》とも相性が良いが、《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》の起動コストになることはまれである。
両方のクリーチャーを出せる状況であれば、普通は能力を起動せずとも勝てることが多いからだ。

《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を使用したデッキも成果を上げていることからも、Vintageにおけるクリーチャーの重要性が高まっていることを支持する結果であろう。


②「デッキ使用者の割合が変わった」について。
使用者の割合が大きいデッキほど、上位に入賞しやすくなる。
これは当然だ。
そして、Magicは最近の大会で優勝したデッキが所謂「トップメタ」つまり流行し、その使用者が飛躍的に増える傾向にある。
環境を支配しているデッキなどは使用率が30%以上になることもざらである。
Vintageでは《Time Vault》解禁以来、コントロールデッキ(所謂Tezz Vault)は勢力を伸ばし、MUDの使用者は減った。
MUDの使用者が青系コントロールを使用し始めたのだ。
そして、上位はコントロール系一色になりかけた。
→しかし、ここにきてMUD側も巻き返した。
新たなパーツというよりは対処法やデッキチューニングによるものが大きいだろう。もちろん、使用者の増加も忘れてはならない。

新たな強力デッキが出現するたびに、そのデッキの使用者は増え、一時的にトップに躍り出ることは少なくない。
しかし、それらのデッキに対して研究が進んでくると没落するデッキもある。
もちろん、留まり続けるデッキもあるだろうが、環境を支配し続けることはまれである。
→むしろ、そのようなデッキ(=環境をあまりに支配しすぎるデッキ)が残るようなら、禁止ものである。
また、Vintageではその時のメタにあっているだけで優勝できるデッキも存在するのも事実だ。

純粋にデッキ使用者バランスを見ずに、トップ8のデッキリストだけを見て判断するのはあまりにも愚かで軽率な判断ではなかろうか?

コメント

タミネタ@スキジリの人
2012年6月20日8:16

ヴィンテージで2/1に殴りきられる状況があるとは…

話題のデルバーさんもそろそらヴィンテージに現れるのかね

MUD/STAX
2012年6月21日21:28

>>ターミネーター
たまに見かけるけどねぇ。
なにせ、ボブでビードダウンする環境ですから。

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