Vintageという環境とデッキ構築 -新規参入者へ-
2014年4月4日 VintageVintageをどう楽しみたいのか?
以下は完全に個人の意見である。
他の環境ではいわゆる「対策カード」満載のデッキはそれほど勝率は高くなく、使用数も少ない。
しかし、この環境は別だ。他の環境よりも勝つことができる。
そのため、新規参入者の多くはこの手のデッキに手を出すことが珍しくない。
理由は大きく分けて二つあると考える
①高価なカード、なじみのないカードを使用しない
②本人の知っている/想像しているVintageのデッキに対して非常に有効に思える。
上記二点だろう。
そして、
③ ①および②の条件を満たす。つまり、自分も作れる勝てるデッキである。
以上が大きなウェイトを占めるのではないだろうか?
はっきり言って最初に挙げたようなデッキは「勝てる」かもしれないが、歪んでいる。自分の日記で一回紹介し、矛盾しているかもしれない。だが、あくまでも参考程度だ。「強いてあげるなら」という条件でレシピは掲載した。
勝てるときには勝てる(⇒対策カードが有効に働けば:対策カードを引いた時、サーチで来た時など)が、一方的にやられること(⇒対策カードをひかない、有効でない対策カードしかない)もある。
これは対戦相手次第で安定しない、ということであり、言い換えれば「勝利」が安定しない。つまり、勝ちきれないデッキなのだ。
「勝てるデッキ」のために選んだデッキが実は「勝ちきれないデッキ」なのだ。「勝てるデッキ」=「勝ちきれるデッキ」であるとは言わないが、非常に近い存在であることは認めざるを得ないであろう。
そして、そのデッキを使っていて、楽しいか?勝てるデッキを選んでいるはずなのに。
はじめは楽しいかもしれないが、それには「新鮮さ」があるからだろう。いずれ、飽きてくる。そして、Moxenなどによって圧殺されたことが記憶に残り、一部のカード群に不平、不満を抱いて去っていく。
何事にも、定石(=セオリー)なるものがある。武道では型や素振り、スポーツならミニゲームや基礎練習などだ。それらをないがしろにして、聞きかじった情報だけで自己流に行っても、上達する人はわずかであろう。そして、うまくできず、楽しめない。
まずは、いわゆる環境において基本的なデッキから始めることをお勧めしたい。
Vintageは基本的なデッキ、いわゆるアーキタイプが良く知られており調べやすい。自分の記事もある程度書いた気がするのでよければ参考にしてほしい。
なんだかんだ言って、「まずは、基本」である。
どうせVintageをやるなら、長いことやってほしい。楽しんでほしいと思う。
そして、いつかどこかでプレイできたらこれ以上ない幸いである。
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