Chalice of the Void / 虚空の杯 (X)(X)アーティファクト
虚空の杯はその上にX個の蓄積(charge)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
プレイヤーが、この上に置かれている蓄積カウンターに等しい点数で見たマナ・コストを持つ呪文を1つ唱えるたび、その呪文を打ち消す。


 注目しているカードを語る前に、一つ気になった点があるのでそのことを先に書いておくことにする。
 タイトルにもある通り《Chalice of the Void / 虚空の杯》の制限理由だ。既に公式に出ているが、「ゲームがつまらなくなる」では片付かない問題がそこにはある。「公式が言っているのなら、そうなのだろう」と疑うことをやめてしまうことは悪いこととは言わない。しかし、Vintageに精通しているプレイヤーなら誰しも、いや、精通していなくても違和感を感じるプレイヤーはいたのではないだろうか?「何故、この時期に?」と。この違和感こそが非常に大切なものなのだ。昔、MUDなるデッキタイプがトーナメントを席巻した時にも《Chalice of the Void / 虚空の杯》は制限にはされなかった。しかし、今になっての制限だ。何が違うのか?先述した公式の見解で制限理由を納得している人は説明できるのだろうか?
 Vitageにおける制限は他の環境における禁止とは全く別の意味を持つものである。その意味を十分に理解することが必要なのではないだろうか?
 現在の環境を知ってこそ、カードの価値が語れるのだ。環境を知らずにただの単発のカード評価などすべきではない。このことは多くの人に受け入れられるだろう。制限理由についても同じことがいえるのではないだろうか。制限カードの話になった時、公式の見解に加えて、自分の分析、意見を出せる人こそ、Vintageを知り、より楽しめる人なのではないだろうか?そして、そこで出る意見は千差万別になることもあるだろう。その理由を聞かずにただ文句をいう人物はきっと公式の見解を疑わず、異も唱えないただの盲信者に近いと思う。
 この日記に限らず意見をいうことは他の意見を否定することでも、押し付けることでもない。それを感情論や盲信的な信仰のみで押しつぶしてしまうことは避けるべきだ。

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