「メンター」の流行とVintageの腐敗@Vintage
2016年2月27日 Vintage 紹介したいカードがあるのだが…
それらは《撤廃/Repeal》と《残響する真実/Echoing Truth》であるが、その前にまた雑感を一つ。
注意
以下の文章は個人的意見です。
一部のVintageプレイヤーを批判するつもりは全くありません。
攻撃を目的とした文章でもありません。
これでも充分柔らかくしましたが過激な内容もあるため、それを理解できない方は読まないでいただきたいです。
以上が守られていないと判断した場合は未公開とします。
これはメンターを盲目的に強いと信じ込み、他人に押し付けるような発想を持つ人に向けた文章である。
勘違いなきようお願いしたい。
「メンター」と呼ばれるデッキがVintageで流行ってきているらしい。あえて俗称であるメンターと記載する。
結論から言うと、このデッキが台頭することはVintageプレイヤースキルの低下を意味するものであり、未来のVintage環境がとてもつまらなくなる、言い換えれば腐敗に導かれる可能性を示唆するものであると危惧している。
かつてのVintageのデッキのなかでもこれほど中途半端、意味不明なデッキもそうそうないであろう。
非常に悪く言えば「コンボデッキが上手く使えません。でも、Power9は持っているので使いたいし、見せつけられるデッキが欲しいです。プレイの仕方やVintage環境もわかりませんが、とりあえず下手と判断されたくありません。そんな見栄とプレイヤースキルをごまかしてくれるデッキを作りました。」としか思えない構成である。解説をしようにも、文句の塊になってしまうので割愛したい。
真に勝利にこだわり、よりプレイヤーとしての高みを目指し、プレイスキルの向上させたいという心があるのであれば、自分であれば絶対に選択しないデッキである。
スキルや環境に理解のないプレイヤー同士が溢れている環境であれば、このようなデッキでも勝てるかもしれない。しかし、ある程度高度な技術を持ち、Vintageという環境を知り尽くしたプレイヤーが集まるような大会ではこのようなデッキでは成果を残すことは難しい。
ある程度のレベルになっていれば、仮に大人数がメンターをある Vintageの大会で使用したとしても、おそらくMUDやコントロール、墓荒らしが上位を占めbest8に入るのは多くても二つといったところか。
もしメンターが多数上位を占めるようであれば、その大会のプレイヤーのスキルに疑問を持たざるをえないであろう。
もっとも、とりあえず使ってみて、というのであれば全く問題はないと思うし、そのような人を批判するつもりは全くない。
繰り返すが、自分が言っているのは、メンターを盲目的に強いと信じ込み、他人に押し付けるような発想を持つ人だ。
自分としてはそのような危惧をする必要がないとよいのだが...
それらは《撤廃/Repeal》と《残響する真実/Echoing Truth》であるが、その前にまた雑感を一つ。
注意
以下の文章は個人的意見です。
一部のVintageプレイヤーを批判するつもりは全くありません。
攻撃を目的とした文章でもありません。
これでも充分柔らかくしましたが過激な内容もあるため、それを理解できない方は読まないでいただきたいです。
以上が守られていないと判断した場合は未公開とします。
これはメンターを盲目的に強いと信じ込み、他人に押し付けるような発想を持つ人に向けた文章である。
勘違いなきようお願いしたい。
「メンター」と呼ばれるデッキがVintageで流行ってきているらしい。あえて俗称であるメンターと記載する。
結論から言うと、このデッキが台頭することはVintageプレイヤースキルの低下を意味するものであり、未来のVintage環境がとてもつまらなくなる、言い換えれば腐敗に導かれる可能性を示唆するものであると危惧している。
かつてのVintageのデッキのなかでもこれほど中途半端、意味不明なデッキもそうそうないであろう。
非常に悪く言えば「コンボデッキが上手く使えません。でも、Power9は持っているので使いたいし、見せつけられるデッキが欲しいです。プレイの仕方やVintage環境もわかりませんが、とりあえず下手と判断されたくありません。そんな見栄とプレイヤースキルをごまかしてくれるデッキを作りました。」としか思えない構成である。解説をしようにも、文句の塊になってしまうので割愛したい。
真に勝利にこだわり、よりプレイヤーとしての高みを目指し、プレイスキルの向上させたいという心があるのであれば、自分であれば絶対に選択しないデッキである。
スキルや環境に理解のないプレイヤー同士が溢れている環境であれば、このようなデッキでも勝てるかもしれない。しかし、ある程度高度な技術を持ち、Vintageという環境を知り尽くしたプレイヤーが集まるような大会ではこのようなデッキでは成果を残すことは難しい。
ある程度のレベルになっていれば、仮に大人数がメンターをある Vintageの大会で使用したとしても、おそらくMUDやコントロール、墓荒らしが上位を占めbest8に入るのは多くても二つといったところか。
もしメンターが多数上位を占めるようであれば、その大会のプレイヤーのスキルに疑問を持たざるをえないであろう。
もっとも、とりあえず使ってみて、というのであれば全く問題はないと思うし、そのような人を批判するつもりは全くない。
繰り返すが、自分が言っているのは、メンターを盲目的に強いと信じ込み、他人に押し付けるような発想を持つ人だ。
自分としてはそのような危惧をする必要がないとよいのだが...
Chalice of the Void / 虚空の杯 (X)(X)アーティファクト
虚空の杯はその上にX個の蓄積(charge)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
プレイヤーが、この上に置かれている蓄積カウンターに等しい点数で見たマナ・コストを持つ呪文を1つ唱えるたび、その呪文を打ち消す。
注目しているカードを語る前に、一つ気になった点があるのでそのことを先に書いておくことにする。
タイトルにもある通り《Chalice of the Void / 虚空の杯》の制限理由だ。既に公式に出ているが、「ゲームがつまらなくなる」では片付かない問題がそこにはある。「公式が言っているのなら、そうなのだろう」と疑うことをやめてしまうことは悪いこととは言わない。しかし、Vintageに精通しているプレイヤーなら誰しも、いや、精通していなくても違和感を感じるプレイヤーはいたのではないだろうか?「何故、この時期に?」と。この違和感こそが非常に大切なものなのだ。昔、MUDなるデッキタイプがトーナメントを席巻した時にも《Chalice of the Void / 虚空の杯》は制限にはされなかった。しかし、今になっての制限だ。何が違うのか?先述した公式の見解で制限理由を納得している人は説明できるのだろうか?
Vitageにおける制限は他の環境における禁止とは全く別の意味を持つものである。その意味を十分に理解することが必要なのではないだろうか?
現在の環境を知ってこそ、カードの価値が語れるのだ。環境を知らずにただの単発のカード評価などすべきではない。このことは多くの人に受け入れられるだろう。制限理由についても同じことがいえるのではないだろうか。制限カードの話になった時、公式の見解に加えて、自分の分析、意見を出せる人こそ、Vintageを知り、より楽しめる人なのではないだろうか?そして、そこで出る意見は千差万別になることもあるだろう。その理由を聞かずにただ文句をいう人物はきっと公式の見解を疑わず、異も唱えないただの盲信者に近いと思う。
この日記に限らず意見をいうことは他の意見を否定することでも、押し付けることでもない。それを感情論や盲信的な信仰のみで押しつぶしてしまうことは避けるべきだ。
お久しぶりです。
全く更新できていませんでした。
前回の日記にコメントをいただいたmoxsapphireさん、返事ができず大変申し訳ありませんでした。
カードを追放するという能力はMagicにおいて非常に強力であり、現在のところ対抗手段がないカードであるということを強調したかったのです。
最近は身の回りにも目に見えてvintageプレイヤーが増加してきた。
非常に喜ばしいことだと思っている。
それに伴いと言っていいのかは分かりませんが、vintageでの使用されているカードがlegacyを始め他の環境に逆輸入されているような印象を受けることが多い。
例えば、ハーキル。実はこのカード、時代を問わない好カードとして以前の日記でも紹介しているカードである。
次回からは自分が注目しているカードを独断と偏見に基づき、紹介したい。
全く更新できていませんでした。
前回の日記にコメントをいただいたmoxsapphireさん、返事ができず大変申し訳ありませんでした。
カードを追放するという能力はMagicにおいて非常に強力であり、現在のところ対抗手段がないカードであるということを強調したかったのです。
最近は身の回りにも目に見えてvintageプレイヤーが増加してきた。
非常に喜ばしいことだと思っている。
それに伴いと言っていいのかは分かりませんが、vintageでの使用されているカードがlegacyを始め他の環境に逆輸入されているような印象を受けることが多い。
例えば、ハーキル。実はこのカード、時代を問わない好カードとして以前の日記でも紹介しているカードである。
次回からは自分が注目しているカードを独断と偏見に基づき、紹介したい。
能力「嚥下」@Magic;the Gathering
2015年9月26日 Vintage コメント (2)マジックの話です。
医療の話ではありません。
この能力、非常にvintageでは強力な能力である。
また、このカードゲーム自体においても非常に危険な能力なのであるが。
何故ここまで注目されていないのかがは不思議である...
医療の話ではありません。
この能力、非常にvintageでは強力な能力である。
また、このカードゲーム自体においても非常に危険な能力なのであるが。
何故ここまで注目されていないのかがは不思議である...
最近のVintage〜メタは廻る〜
2015年9月13日 VintagePhyrexian Revoker / ファイレクシアの破棄者 (2)
クリーチャー — ホラー(Horror)
ファイレクシアの破棄者が戦場に出るに際し、土地でないカード名を1つ指定する。
選ばれた名前を持つ発生源の起動型能力は起動できない。
2/1
以前のVintage環境に戻ってきたようで…
プレイヤーの影響なのか、流行り廃りの関係なのかはよくわからないが、メタゲームが数年前に戻ってきた印象がある。
もちろん、完全に同じことの繰り返しとはなっておらず、デッキはどころどころ偏光されているが、大勢は戻ってきたとみてよいだろう。
MUD/STAXは《搭載歩行機械/Hangarback Walker》を得、Oathはより強力なクリーチャーを、その他のデッキも得たカードは少なからずある。
それに伴い、価値を上げてきたのが《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》だろう。クロックに加え、相手の起動型能力を封じ込められるこのカードの汎用性は非常に高い。PWに対する回答にもなる。
ところで、久しぶりにOathデッキに《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》が搭載されているのを見た気がする。
このカードとOathの相性は非常によく、運が良いとOathが誘発したフェイズにカタがつく。
これを機にコンボデッキも復活して欲しいところである。
ところで、パワー4以上のカードを一時的に追放するあのアーティファクト、危険じゃないですかねぇ...
Engineered Explosives / 仕組まれた爆薬
2015年9月5日 VintageEngineered Explosives / 仕組まれた爆薬 (X)
アーティファクト
烈日(これはその上に、それを唱えるために使われたマナの色1色につき蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
(2),仕組まれた爆薬を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが、仕組まれた爆薬の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しい、土地でない各パーマネントを破壊する。
お久しぶりです。
上記に挙げたカード、これからの価値が非常に注目されるカードであると思う。
さて、どうなることやら...
今年のVintageのまとめ
2014年12月28日 Vintage次の日記で書こうと思う。
日記は余り更新できない状態でいたが、細々と続けていた。
後ほど詳しく書くが、今年の感想としては
①新しいカードにばかり目を取られる人が多すぎる。
②カードだけを評価し、デッキを見ていない又はデッキの考察があまりにpoor。
③環境の変遷という立場からの意見が少なすぎる。
以上が個人的な感想である。
だが、
Ⅰ新しいプレイヤーの参入
ⅡVintageの敷居が下がった
などの良い影響もみられる。
今年もあとわずか。
楽しめるMTGをしてはいかがだろうか?
日記は余り更新できない状態でいたが、細々と続けていた。
後ほど詳しく書くが、今年の感想としては
①新しいカードにばかり目を取られる人が多すぎる。
②カードだけを評価し、デッキを見ていない又はデッキの考察があまりにpoor。
③環境の変遷という立場からの意見が少なすぎる。
以上が個人的な感想である。
だが、
Ⅰ新しいプレイヤーの参入
ⅡVintageの敷居が下がった
などの良い影響もみられる。
今年もあとわずか。
楽しめるMTGをしてはいかがだろうか?
この日記を読む前に、自分の以前のDaiary Noteを参照されたい
⇒http://battlecruiser.diarynote.jp/201401180044206443/
Bazaar of Moxen9の結果が出たらしい。
優勝はサイドボードにOathギミックを組み込んだコントロールデッキ。
中でも、Demon Oathと言われるOathにシフトするものだ。
ちなみに、現在Oathにはおよそ3種類あると考えていい。
①《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons 》や《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》を用いた従来のOath
②《グリセルブランド/Griselbrand》によるGrisel Oath
③《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》によるDemon Oath
以上だ。
それぞれ特性やプレイが異なる
閑話休題
今回優勝したデッキには以前日記で紹介した《白鳥の歌/Swan Song》が3枚しっかりと搭載されている。
このカウンターとトークン授与能力により、《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》なしでのアグレッシブサイドボーディングが実現できたのだ。
よく、このカードに目を付けたものだ。
自分も注目、評価はしていたが、それを実際にやってのけることは全く違う。
口で言うのは簡単だ。実践が難しいのだ。
これを実践し、見事優勝したプレイヤーに賞賛を送りたい。
そして、自分も注目するだけでなく、実践できるプレイヤーになりたい。
ちなみに、自分は《City of Shadows》の実践方法を日夜研究している・・・
対Oathでは刺さったときは凄まじいのだが・・・はぁ・・・
パズドラではたまドラを求めていたらついに麒麟×2、ファガン×3がスキルマになりました。
2体目ゼローグは40スルーを記録・・・あと1つ・・・
恭しき沈黙/Reverent Silence (3)(緑)
ソーサリー
あなたが森(Forest)をコントロールしている場合、あなたは、恭しき沈黙のマナ・コストを支払うのではなく、「他のすべてのプレイヤーはそれぞれ6点のライフを得る」ことを選んでもよい。
すべてのエンチャントを破壊する。
《神聖の力線/Leyline of Sanctity 》と《法の定め/Rule of Law 》というカードがある。
どうやらこれらの能力を持ったクリーチャーが登場するようで。
ただ対策カード満載のデッキがどのようなものになるかは前回の日記に述べた。
⇒http://battlecruiser.diarynote.jp/201404040033123973/
だが、対策カード自体が悪いわけではない。
ただ、環境で使われているカードに有効(=使える)と判断し、何も考えず突っ込むことがダメなのだ。
クリーチャータイプが追加されたことで対処されやすくなるが、何も悪いことばかりではない。クリーチャーでパワーがあるということは、殴れる。つまり、早急な対処が必要になるのだ。
極端な話、《神聖の力線/Leyline of Sanctity 》ならば張られたところで対策カードを唱えるまで何ターンも待てるが、クリーチャーで殴ってくるとなると話は別だ。
使う側は妨害とクロックを兼ね備えたものであるため、このカード守りさえすれば相手の勝利を遠ざけ、自分の勝利を引き寄せることができる。
だが、上記のカードがVintageに対して多大な影響を与えるとは自分は思わない。次回の日記にその理由は譲るとする。
ちなみに、Vintageでは《恭しき沈黙/Reverent Silence》というカードがまれに使用される。効果は日記の先頭を見ればわかるだろう。私の数百枚以上の《恭しき沈黙/Reverent Silence》がついに注目を浴びる時が来るのか・・・
⇒来ません
Vintageという環境とデッキ構築 -新規参入者へ-
2014年4月4日 VintageVintageをどう楽しみたいのか?
以下は完全に個人の意見である。
他の環境ではいわゆる「対策カード」満載のデッキはそれほど勝率は高くなく、使用数も少ない。
しかし、この環境は別だ。他の環境よりも勝つことができる。
そのため、新規参入者の多くはこの手のデッキに手を出すことが珍しくない。
理由は大きく分けて二つあると考える
①高価なカード、なじみのないカードを使用しない
②本人の知っている/想像しているVintageのデッキに対して非常に有効に思える。
上記二点だろう。
そして、
③ ①および②の条件を満たす。つまり、自分も作れる勝てるデッキである。
以上が大きなウェイトを占めるのではないだろうか?
はっきり言って最初に挙げたようなデッキは「勝てる」かもしれないが、歪んでいる。自分の日記で一回紹介し、矛盾しているかもしれない。だが、あくまでも参考程度だ。「強いてあげるなら」という条件でレシピは掲載した。
勝てるときには勝てる(⇒対策カードが有効に働けば:対策カードを引いた時、サーチで来た時など)が、一方的にやられること(⇒対策カードをひかない、有効でない対策カードしかない)もある。
これは対戦相手次第で安定しない、ということであり、言い換えれば「勝利」が安定しない。つまり、勝ちきれないデッキなのだ。
「勝てるデッキ」のために選んだデッキが実は「勝ちきれないデッキ」なのだ。「勝てるデッキ」=「勝ちきれるデッキ」であるとは言わないが、非常に近い存在であることは認めざるを得ないであろう。
そして、そのデッキを使っていて、楽しいか?勝てるデッキを選んでいるはずなのに。
はじめは楽しいかもしれないが、それには「新鮮さ」があるからだろう。いずれ、飽きてくる。そして、Moxenなどによって圧殺されたことが記憶に残り、一部のカード群に不平、不満を抱いて去っていく。
何事にも、定石(=セオリー)なるものがある。武道では型や素振り、スポーツならミニゲームや基礎練習などだ。それらをないがしろにして、聞きかじった情報だけで自己流に行っても、上達する人はわずかであろう。そして、うまくできず、楽しめない。
まずは、いわゆる環境において基本的なデッキから始めることをお勧めしたい。
Vintageは基本的なデッキ、いわゆるアーキタイプが良く知られており調べやすい。自分の記事もある程度書いた気がするのでよければ参考にしてほしい。
なんだかんだ言って、「まずは、基本」である。
どうせVintageをやるなら、長いことやってほしい。楽しんでほしいと思う。
そして、いつかどこかでプレイできたらこれ以上ない幸いである。
最近Dairy noteから離れつつある・・・
相変わらず細々とVintageをやっている身であるが、身内以外とは殆どと言って良いほどプレイする機会が少なくなってきてしまっている。残念だ。
昨日、Vintageの新規参入者に「Vintageって何を目安にプレイしているんですか?」と尋ねられた。ちなみに、彼はレガシー出身者で普通に大会にも出て成果を残している人物。Mtgのことはある程度のことはわかっているだろう。
彼が使っていたのはOathだった。ある程度扱い方もうまく、実際にこちらがMUDっで対峙した時には見事に敗北してしまった。だが、MUD→Stormに変更したところ、明らかにプレイ速度が遅くなり、ほとんど勝てなくなってしまった。その時に口にしたセリフが上記の台詞だ。Vintageでなくともプレイする基準となる「アドバンテージ」について次回から少しずつ書けていけたらと思う。
相変わらず細々とVintageをやっている身であるが、身内以外とは殆どと言って良いほどプレイする機会が少なくなってきてしまっている。残念だ。
昨日、Vintageの新規参入者に「Vintageって何を目安にプレイしているんですか?」と尋ねられた。ちなみに、彼はレガシー出身者で普通に大会にも出て成果を残している人物。Mtgのことはある程度のことはわかっているだろう。
彼が使っていたのはOathだった。ある程度扱い方もうまく、実際にこちらがMUDっで対峙した時には見事に敗北してしまった。だが、MUD→Stormに変更したところ、明らかにプレイ速度が遅くなり、ほとんど勝てなくなってしまった。その時に口にしたセリフが上記の台詞だ。Vintageでなくともプレイする基準となる「アドバンテージ」について次回から少しずつ書けていけたらと思う。
レジェンドルールの変更@Vintage
2013年7月20日 Vintage コメント (2)先日、レジェンドルールが変更された。プレインズウォーカーに関しても行われたとのことだ。
Vintageのデッキの中で、この変更で大きな影響を受けるデッキが存在することはVintageプレイヤーからしたら火を見るより明らかだ。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids》
そう、所謂Oath系デッキだ。
自分の場にクリーチャーを追加しやすくなったといえよう。
また、MUDの様な《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》を利用した除去に対しても耐性ができる。
MUD側からすれば、非常に厄介なルール変更であるといえそうだ。
更に、このルールの改訂は《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》を潰す手段が一個減ったことを意味する。
所謂「茶単」にとっては辛いルール改定になったのではないだろうか?
Vintageのデッキの中で、この変更で大きな影響を受けるデッキが存在することはVintageプレイヤーからしたら火を見るより明らかだ。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids》
そう、所謂Oath系デッキだ。
自分の場にクリーチャーを追加しやすくなったといえよう。
また、MUDの様な《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》を利用した除去に対しても耐性ができる。
MUD側からすれば、非常に厄介なルール変更であるといえそうだ。
更に、このルールの改訂は《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》を潰す手段が一個減ったことを意味する。
所謂「茶単」にとっては辛いルール改定になったのではないだろうか?
Vintageにおけるカウンターカード@Vintage
2013年3月11日 Vintage国内外の両方で最近のVintageはMUD/Staxが多く入賞する傾向にあるらしい。
《煙突/Smokestack》が見直され、その強さが再認識されている。このカードについてはまたの機会に。
Vintageにおいて最も多く目にするカウンターとそれぞれについて紹介したい。
→あくまで、個人的な経験と考察に基づくものです。
以上の四つのカードが現在のVintageで遭遇する可能性の高いカードだろう。
これらのうち、どのカードがデッキに入っているかで自ずとその環境が推し量れる。これもMagic:the Gatheringの面白さの一つだろう。
→《Force of Will》はほぼ4枚のことがい多いため、このカードは別格の気がするが・・・
まずは《Force of Will》。
所謂「Hard Counter」と呼ばれるカウンター。
青が含まれているデッキであればほぼ4枚積まれているカードである。主に序盤の立ち上がりで重要な役割を演じることが多い。ただ、Vintageではピッチコストにする青いカードがかなり貴重なものであることが多いことが難点。
→《Ancestral Recall》をピッチコストに当てたいと思う人が何人いるだろうか?
0マナで唱えられることと、カウンターの種類を選ばないことが非常に強い。この二点により、Vintageでも他のカウンター呪文より優先して採用される傾向にある。
メタゲームが混沌としているときはこの呪文が第一選択であろう。
次に《Mental Misstep/精神的つまづき》。
マナコストが1マナの呪文に対して大きなアドバンテージを得ることができる。打ち消せる呪文は多いものの、その範囲は狭く、あまり多く入れられる呪文ではない。
→実はDredgeにも効果的な呪文である、ということは覚えておいて損はないだろう
MUD/Staxに対してはほぼ完全に腐る呪文であることが致命的であり、MUD/Stax系が流行っていると枚数が抑えられる傾向にある。
そして《Mana Drain》
《Force of Will》と同じくHard Counterに属し、打ち消す呪文の種類を問わない万能な呪文である。
追加の効果は近年ではあまり重視されていないが、上手く手札や盤面と噛み合えば強力無比である。
弱点としては(青)(青)を要求するため、動きにくくなってしまう点。こちらは《Mental Misstep/精神的つまづき》と違い、非常に受けの広い呪文であり対MUD/Stax戦においても十分活躍できる。所謂ウィニーに対してもある程度の効果をもつ。ミラーマッチではそのマナコスト故、他の呪文に席を譲ることが多い。従って、このカードが採用される場合、他のアーキタイプ(特にMUD/Staxなど)が流行している場合であるときが多い。Oathデッキのキーカードである《ドルイドの誓い/Oath of Druids》にも対応できる。
最後に《Flusterstorm/狼狽の嵐》
最もミラーマッチや青いデッキに対して効果的な呪文である場合が多い。
しかし、《Dark Confidant/闇の腹心》を始めとするクリーチャー呪文に対応できない。また、この呪文ではMUD/Staxの各種呪文はカウンターすることはできない。
軽さとカウンター先を複数選べることから、カウンターの打ち合いに対して非常に心強い。先述のとおり汎用性はそれほど高くないものの、その性能からサイドボードと合わせて3枚〜4枚取られることも少なくはない。《Force of Will》や《Mana Drain》では手が回りきらない細かいところに手が届く、といった感じだろうか。単体で使うよりも、他のカウンター呪文の補助に使われることが多い。わかりやすく言えば、相手のカウンターから自分のカウンターを守るために使う、という使用法が効果的だ。
具体的には、相手の《Oath of Druids/ドルイドの誓い》に対して《Mana Drain》(自分)→《Force of Will》(相手)→《Flusterstorm/狼狽の嵐》(自分)など。ストームを持つため、カウンターとの相性が潜在的に良いのだ。
尚、《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》を大幅にパンプアップできる呪文であるので、このカードが場に出ているときはカウンター合戦が非常にシビアなものとなる(笑)
こうして見ると、Vitageではクリーチャー呪文が如何に対処されづらいカードなのかがよくわかる。実は、火力でも搭載していない限り2マナ以上のクリーチャーカードにアドバンテージを失わないで対処できるカードは《Mana Drain》1枚だけなのである(《Force of Will》はまず素打ちできない)。多くのデッキはクリーチャーを除去できるカードなど搭載していない。
つまり、一回展開されたクリーチャーに対してはどうする事もできず、数ターンのうちに勝負を決めなければならないのだ。
Zooを始めとするビードダウンがVintageにおいて活躍できているのは、こういったカウンターの特性による部分が少なからず影響している。
ただ、Power Nineが搭載されていない人が使っていることが多いから、といった理由で白ウィニーを選択してプレイしている人は残念ながら少なくはないだろう。
考えるべきは、「何故強いか・使われているのか」ではないのだろうか?
実際に対戦するときでも、Vintageにおいてなぜクリーチャーが強いのか分かっている人とただ「新規参入者にオススメされているから」という理由で使っている(であろう)人では随分と手ごわさが違う。
色々と個人的な意見を述べてしまったが、Vintageという環境を理解するには、実際にプレイしてみるのが一番だと思う。そして、環境に対して理解を深めていけばより楽しく、勝てるようになるに違いない。
《煙突/Smokestack》が見直され、その強さが再認識されている。このカードについてはまたの機会に。
Vintageにおいて最も多く目にするカウンターとそれぞれについて紹介したい。
→あくまで、個人的な経験と考察に基づくものです。
Force of Will (3)(青)(青)
インスタント
あなたは、Force of Willのマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
Mental Misstep / 精神的つまづき (青/Φ)
インスタント
((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
点数で見たマナ・コストが1の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
Mana Drain (青)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。あなたの次のメイン・フェイズの開始時に、あなたのマナ・プールに(X)を加える。Xはその呪文の点数で見たマナ・コストの点数である。
Flusterstorm / 狼狽の嵐 (青)
インスタント
インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(1)を支払わない限り、それを打ち消す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)
以上の四つのカードが現在のVintageで遭遇する可能性の高いカードだろう。
これらのうち、どのカードがデッキに入っているかで自ずとその環境が推し量れる。これもMagic:the Gatheringの面白さの一つだろう。
→《Force of Will》はほぼ4枚のことがい多いため、このカードは別格の気がするが・・・
まずは《Force of Will》。
所謂「Hard Counter」と呼ばれるカウンター。
青が含まれているデッキであればほぼ4枚積まれているカードである。主に序盤の立ち上がりで重要な役割を演じることが多い。ただ、Vintageではピッチコストにする青いカードがかなり貴重なものであることが多いことが難点。
→《Ancestral Recall》をピッチコストに当てたいと思う人が何人いるだろうか?
0マナで唱えられることと、カウンターの種類を選ばないことが非常に強い。この二点により、Vintageでも他のカウンター呪文より優先して採用される傾向にある。
メタゲームが混沌としているときはこの呪文が第一選択であろう。
次に《Mental Misstep/精神的つまづき》。
マナコストが1マナの呪文に対して大きなアドバンテージを得ることができる。打ち消せる呪文は多いものの、その範囲は狭く、あまり多く入れられる呪文ではない。
→実はDredgeにも効果的な呪文である、ということは覚えておいて損はないだろう
MUD/Staxに対してはほぼ完全に腐る呪文であることが致命的であり、MUD/Stax系が流行っていると枚数が抑えられる傾向にある。
そして《Mana Drain》
《Force of Will》と同じくHard Counterに属し、打ち消す呪文の種類を問わない万能な呪文である。
追加の効果は近年ではあまり重視されていないが、上手く手札や盤面と噛み合えば強力無比である。
弱点としては(青)(青)を要求するため、動きにくくなってしまう点。こちらは《Mental Misstep/精神的つまづき》と違い、非常に受けの広い呪文であり対MUD/Stax戦においても十分活躍できる。所謂ウィニーに対してもある程度の効果をもつ。ミラーマッチではそのマナコスト故、他の呪文に席を譲ることが多い。従って、このカードが採用される場合、他のアーキタイプ(特にMUD/Staxなど)が流行している場合であるときが多い。Oathデッキのキーカードである《ドルイドの誓い/Oath of Druids》にも対応できる。
最後に《Flusterstorm/狼狽の嵐》
最もミラーマッチや青いデッキに対して効果的な呪文である場合が多い。
しかし、《Dark Confidant/闇の腹心》を始めとするクリーチャー呪文に対応できない。また、この呪文ではMUD/Staxの各種呪文はカウンターすることはできない。
軽さとカウンター先を複数選べることから、カウンターの打ち合いに対して非常に心強い。先述のとおり汎用性はそれほど高くないものの、その性能からサイドボードと合わせて3枚〜4枚取られることも少なくはない。《Force of Will》や《Mana Drain》では手が回りきらない細かいところに手が届く、といった感じだろうか。単体で使うよりも、他のカウンター呪文の補助に使われることが多い。わかりやすく言えば、相手のカウンターから自分のカウンターを守るために使う、という使用法が効果的だ。
具体的には、相手の《Oath of Druids/ドルイドの誓い》に対して《Mana Drain》(自分)→《Force of Will》(相手)→《Flusterstorm/狼狽の嵐》(自分)など。ストームを持つため、カウンターとの相性が潜在的に良いのだ。
尚、《ニヴメイガスの精霊/Nivmagus Elemental》を大幅にパンプアップできる呪文であるので、このカードが場に出ているときはカウンター合戦が非常にシビアなものとなる(笑)
こうして見ると、Vitageではクリーチャー呪文が如何に対処されづらいカードなのかがよくわかる。実は、火力でも搭載していない限り2マナ以上のクリーチャーカードにアドバンテージを失わないで対処できるカードは《Mana Drain》1枚だけなのである(《Force of Will》はまず素打ちできない)。多くのデッキはクリーチャーを除去できるカードなど搭載していない。
つまり、一回展開されたクリーチャーに対してはどうする事もできず、数ターンのうちに勝負を決めなければならないのだ。
Zooを始めとするビードダウンがVintageにおいて活躍できているのは、こういったカウンターの特性による部分が少なからず影響している。
ただ、Power Nineが搭載されていない人が使っていることが多いから、といった理由で白ウィニーを選択してプレイしている人は残念ながら少なくはないだろう。
考えるべきは、「何故強いか・使われているのか」ではないのだろうか?
実際に対戦するときでも、Vintageにおいてなぜクリーチャーが強いのか分かっている人とただ「新規参入者にオススメされているから」という理由で使っている(であろう)人では随分と手ごわさが違う。
色々と個人的な意見を述べてしまったが、Vintageという環境を理解するには、実際にプレイしてみるのが一番だと思う。そして、環境に対して理解を深めていけばより楽しく、勝てるようになるに違いない。
白単にオススメの1枚@Vintage
2013年3月10日 Vintage コメント (2)最近、Vintageのプレイ人口が増えてきているとか・・・
素晴らしいことだと思う。
元から、Vintageは俗に言うPower Nineなどなくともプレイできる環境であった。
しかしそれらの使用率が高いためにそういったカードを持ち合わせていない人には抵抗が大きい環境となっていたとういのが事実だろう。
どんな環境でも、プレイするのであれば勝ちたいと思うのは当然のことであると思う。「勝てる」デッキの多くが搭載しているカード群を所有していない人にとっては「勝てない」と思われる環境になってしまう。つまり、プレイ人口が増えない。
だが、最近になって大会が定期的に開催されてきた。これもプレイ人口の増加に大きく貢献しているだろう。
閑話休題。
タイトルに戻ろう。
白単はVintageでもなかなか通じるデッキのひとつである(新規参入者にも、値段的な意味でも)。
だが、比較的安価に入手できるカードを入れていない人が多いことに気になっていた。
自分も以前、白単デッキを紹介した時にはあえて入れなかった。理由は簡単。かなり古いカードであったからだ。
(Vintage参入者へのサンプルデッキ紹介(白色)@Vintage http://battlecruiser.diarynote.jp/?day=20121025)
だが、そのカードの効果は入手のしやすさに対して非常に強烈だ。
それは
このカードが如何なものかは試しに唱えてみるといい。
ただし、昔のカードの常としてPlainswalkerには効果がないのが弱点であるが・・・
ちなみにこのカード、Magic:the Gatheringの黎明期に一時代を築いたカードである。
→知っている人はそれなりのマジック通ではないだろうか。実際に唱えていた人は・・・(笑)
ウィニー型のデッキであると、クリーチャーが失われるのがかなりのマイナスポイントであるが、それ以外は文句なしであろう。
相手が展開した土地も縛れる上、手札を空にすることさえも可能なのだ。
このカードの強力な点は除去であると同時に相手の手札にも干渉できる、とういこと。つまり、手札にカードを温存しておくということができない。
白ウィにーで使う場合、先述のとおり、クリーチャーが(ほとんどの場合)いなくなってしまうことがネックになるが、それはプレイングでなんとかできる範囲のものだ。
相手に自分のクリーチャーよりも性能の低いクリーチャーがいるときに唱えることも良いだろう。
オススメのプレイングは手札に数枚クリーチャーカードを温存して唱える、というもの。
相手の手札の方が多い場合が多く、実質的に手札破壊になってくれる。
他にも様々な長所がある。
→言い換えれば短所もあるが・・・(アーティファクトやエンチャントに干渉できない)
非常に強烈な効果を持つカードである、ということはわかっていただけただろうか?
ぜひお試しあれ。
素晴らしいことだと思う。
元から、Vintageは俗に言うPower Nineなどなくともプレイできる環境であった。
しかしそれらの使用率が高いためにそういったカードを持ち合わせていない人には抵抗が大きい環境となっていたとういのが事実だろう。
どんな環境でも、プレイするのであれば勝ちたいと思うのは当然のことであると思う。「勝てる」デッキの多くが搭載しているカード群を所有していない人にとっては「勝てない」と思われる環境になってしまう。つまり、プレイ人口が増えない。
だが、最近になって大会が定期的に開催されてきた。これもプレイ人口の増加に大きく貢献しているだろう。
閑話休題。
タイトルに戻ろう。
白単はVintageでもなかなか通じるデッキのひとつである(新規参入者にも、値段的な意味でも)。
だが、比較的安価に入手できるカードを入れていない人が多いことに気になっていた。
自分も以前、白単デッキを紹介した時にはあえて入れなかった。理由は簡単。かなり古いカードであったからだ。
(Vintage参入者へのサンプルデッキ紹介(白色)@Vintage http://battlecruiser.diarynote.jp/?day=20121025)
だが、そのカードの効果は入手のしやすさに対して非常に強烈だ。
それは
Balance / 天秤 (1)(白)
ソーサリー
各プレイヤーは、コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、自分がコントロールする土地を選ぶ。その後、残りを生け贄に捧げる。同じ方法で、各プレイヤーはカードを捨て、クリーチャーを生け贄に捧げる。
このカードが如何なものかは試しに唱えてみるといい。
ただし、昔のカードの常としてPlainswalkerには効果がないのが弱点であるが・・・
ちなみにこのカード、Magic:the Gatheringの黎明期に一時代を築いたカードである。
→知っている人はそれなりのマジック通ではないだろうか。実際に唱えていた人は・・・(笑)
ウィニー型のデッキであると、クリーチャーが失われるのがかなりのマイナスポイントであるが、それ以外は文句なしであろう。
相手が展開した土地も縛れる上、手札を空にすることさえも可能なのだ。
このカードの強力な点は除去であると同時に相手の手札にも干渉できる、とういこと。つまり、手札にカードを温存しておくということができない。
白ウィにーで使う場合、先述のとおり、クリーチャーが(ほとんどの場合)いなくなってしまうことがネックになるが、それはプレイングでなんとかできる範囲のものだ。
相手に自分のクリーチャーよりも性能の低いクリーチャーがいるときに唱えることも良いだろう。
オススメのプレイングは手札に数枚クリーチャーカードを温存して唱える、というもの。
相手の手札の方が多い場合が多く、実質的に手札破壊になってくれる。
他にも様々な長所がある。
→言い換えれば短所もあるが・・・(アーティファクトやエンチャントに干渉できない)
非常に強烈な効果を持つカードである、ということはわかっていただけただろうか?
ぜひお試しあれ。
最近のDredge④@Vintage
2013年1月27日 Vintage コメント (2)さて、前回の日記の最後に書いた想起クリーチャーが優先される理由であるが、ターミネーターがコメントしていたことが大いに関係ある。
つまり、「クリーチャーが墓地に落ちる」ということであり、《黄泉からの橋/Bridge from Below》でトークンが出る。
そして、これは「メインから腐らない」ということを意味する。
場に何もなくても唱えれば最悪2/2のクロック増強に使える。ただ、往々にして2/2が2~3体出ることがほとんどであるが。
インスタント呪文では完全に腐ることがるが、この点において有効活用できることは非常に大きい。まぁ、Vintageという環境の特徴上《鋳塊かじり/Ingot Chewer》が働かないことは少ない。
言い換えればメインからの墓地対策に対するナチュラルな回答であると同時に、デッキパワーを大きく損なうことが無い選択肢なのだ。
「腐らないカードである」ということは非常に大切な条件だ。この条件を満たしたカードが多いデッキほど安定性が高いといえる。
次回はDredgeの安定性を高めるその他の要因について書こうと思う。
つまり、「クリーチャーが墓地に落ちる」ということであり、《黄泉からの橋/Bridge from Below》でトークンが出る。
そして、これは「メインから腐らない」ということを意味する。
場に何もなくても唱えれば最悪2/2のクロック増強に使える。ただ、往々にして2/2が2~3体出ることがほとんどであるが。
インスタント呪文では完全に腐ることがるが、この点において有効活用できることは非常に大きい。まぁ、Vintageという環境の特徴上《鋳塊かじり/Ingot Chewer》が働かないことは少ない。
言い換えればメインからの墓地対策に対するナチュラルな回答であると同時に、デッキパワーを大きく損なうことが無い選択肢なのだ。
「腐らないカードである」ということは非常に大切な条件だ。この条件を満たしたカードが多いデッキほど安定性が高いといえる。
次回はDredgeの安定性を高めるその他の要因について書こうと思う。
最近のDredge③@Vintage
2013年1月14日 Vintage コメント (2)前回の日記をまとめると
「Dredgeが安定した勝率を上げられる構成にシフトしている」
ということであり、これはとどのつまり、
「安定性>速さ」の優先順位ということだ。
このためにどのようなデッキ構成になったかは前回の日記を参照していただきたい。
さて、今回の日記での焦点は前回の日記にあった
「《鋳塊かじり/Ingot Chewer》及び《薄れ馬/Wispmare》を《古えの遺恨/Ancient Grudge》と《天啓の光/Ray of Revelation》よりも優先して採用しているか」
ということである。
それぞれの違いは以下のようになる
①クリーチャー呪文⇔インスタント
②1マナ⇔2マナ(手札にあるとき)
③1回しか使用できない⇔二回唱えられる
④墓地から唱えられない⇔墓地から唱えられる
インスタント2種類は墓地から唱えたときは1マナであるというのも付け加えられるが、これはあまり長所ではない。理由は後述する。
→もちろん、無いよりはマシである
それでは各項目の比較を簡単に。
①クリーチャー呪文⇔インスタント
これはクリーチャー呪文であるほうが良いと言えそうだ。理由はカウンター呪文にある。《呪文貫き/Spell Pierce》、そして《狼狽の嵐/Flusterstorm》に引っかからな点は大きい。特に、Dredgeは墓地対策カード一枚どかせれば何とかなる場面も少なくないため、カウンターに対する耐性があることは評価できる。だが、注意しなくてはならないのはこれが「想起コストにより唱えられる」こと。
何を意味するのか?
そう、《Mana Drain》でカウンターされた場合には悲惨なことになる。だが、Dredgeを相手とする場合、手札に展開したいカードがないことも多々あるためそこまで気を付けることでは無い。頭に入れておいて損はないだろう。
ちなみに、対MUD戦においては《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》に引っかからないことも重要。
②1マナ⇔2マナ(手札にあるとき)
この違いは想像以上に大きい。Dredgeは(マナが出る)土地が2枚以上並ぶことはそうそう起きる事態ではない。理由は《恐血鬼/Bloodghast》と相性が良い《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》の利用により、この土地と《Bazaar of Baghdad》の2枚の土地で戦うことが多い。つまり、上陸を達成しながら、又はほかの呪文を唱えながら2マナの呪文を唱えることはテンポロスが大きい場合がある。
③1回しか使用できない⇔二回唱えられる/④墓地から唱えられない⇔墓地から唱えられる
これは数が多いほうに越したことはないだろう。しかも、墓地からなら1マナで唱えられる。これは《古の遺恨/Ancient Grudge》をはじめとしたインスタント2種類に分があるだろう。しかし、墓地対策カードを墓地から唱えるということは、一回墓地に落ちているということを意味する。つまり、《虚空の力線/Leyline of the Void》や《安らかなる眠り/Rest in Peace》がある状況下では全く意味がない。むしろ、先述した重さがネックとなる。手札にあった場合は《Bazaar of Baghdad》により墓地に送る必要があり、1ターン遅れることもある。2回唱えられることが完全に長所といえないと先述したのはこのためだ。
ここまでカードの性能について比較してきた。
だが、インスタント2種類に比べて想起カードが好まれている真の理由は他にある。その理由を次回の日記では書こうと思う。
「Dredgeが安定した勝率を上げられる構成にシフトしている」
ということであり、これはとどのつまり、
「安定性>速さ」の優先順位ということだ。
このためにどのようなデッキ構成になったかは前回の日記を参照していただきたい。
さて、今回の日記での焦点は前回の日記にあった
「《鋳塊かじり/Ingot Chewer》及び《薄れ馬/Wispmare》を《古えの遺恨/Ancient Grudge》と《天啓の光/Ray of Revelation》よりも優先して採用しているか」
ということである。
それぞれの違いは以下のようになる
①クリーチャー呪文⇔インスタント
②1マナ⇔2マナ(手札にあるとき)
③1回しか使用できない⇔二回唱えられる
④墓地から唱えられない⇔墓地から唱えられる
インスタント2種類は墓地から唱えたときは1マナであるというのも付け加えられるが、これはあまり長所ではない。理由は後述する。
→もちろん、無いよりはマシである
それでは各項目の比較を簡単に。
①クリーチャー呪文⇔インスタント
これはクリーチャー呪文であるほうが良いと言えそうだ。理由はカウンター呪文にある。《呪文貫き/Spell Pierce》、そして《狼狽の嵐/Flusterstorm》に引っかからな点は大きい。特に、Dredgeは墓地対策カード一枚どかせれば何とかなる場面も少なくないため、カウンターに対する耐性があることは評価できる。だが、注意しなくてはならないのはこれが「想起コストにより唱えられる」こと。
何を意味するのか?
そう、《Mana Drain》でカウンターされた場合には悲惨なことになる。だが、Dredgeを相手とする場合、手札に展開したいカードがないことも多々あるためそこまで気を付けることでは無い。頭に入れておいて損はないだろう。
ちなみに、対MUD戦においては《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》に引っかからないことも重要。
②1マナ⇔2マナ(手札にあるとき)
この違いは想像以上に大きい。Dredgeは(マナが出る)土地が2枚以上並ぶことはそうそう起きる事態ではない。理由は《恐血鬼/Bloodghast》と相性が良い《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》の利用により、この土地と《Bazaar of Baghdad》の2枚の土地で戦うことが多い。つまり、上陸を達成しながら、又はほかの呪文を唱えながら2マナの呪文を唱えることはテンポロスが大きい場合がある。
③1回しか使用できない⇔二回唱えられる/④墓地から唱えられない⇔墓地から唱えられる
これは数が多いほうに越したことはないだろう。しかも、墓地からなら1マナで唱えられる。これは《古の遺恨/Ancient Grudge》をはじめとしたインスタント2種類に分があるだろう。しかし、墓地対策カードを墓地から唱えるということは、一回墓地に落ちているということを意味する。つまり、《虚空の力線/Leyline of the Void》や《安らかなる眠り/Rest in Peace》がある状況下では全く意味がない。むしろ、先述した重さがネックとなる。手札にあった場合は《Bazaar of Baghdad》により墓地に送る必要があり、1ターン遅れることもある。2回唱えられることが完全に長所といえないと先述したのはこのためだ。
ここまでカードの性能について比較してきた。
だが、インスタント2種類に比べて想起カードが好まれている真の理由は他にある。その理由を次回の日記では書こうと思う。
最近のDredge②@Vintage
2012年11月20日 Vintage コメント (2)前回の日記からだいぶ間があいてしまったが・・・
Dredgeに対するトレンドの前に、Dredgeに対して少し前置きを。
何故そのようなことをするのか?
それは、自分が
「あるデッキに最も効果的に戦えるプレイヤーとは、最もそのデッキを上手く扱えるプレイヤーである」
という意見を持っているからだ。
古事の「己を知り・・・」でも同じようなことはうかがえる。Dredgeに対するプレイを知るには、Dredgeというデッキを知る必要があると考える。
前回の日記に示したように、最近のDredgeは瞬殺よりも安定性に重きを置いている。
具体的には、対策カードに対しての対策をメインから取っている、ということだ。
代表的なカードは
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
《薄れ馬/Wispmare》
の2種類だ。
何故、
《古えの遺恨/Ancient Grudge》
《天啓の光/Ray of Revelation》
の2枚よりも優先されているのかは考えてみると面白い。
→昔は後者2枚も使用されていたことはあったが、今は前者2枚が標準だ
ちなみに、上記のカードを加えるため《戦慄の復活/Dread Return》すら搭載されていない。
ということはDredgeの瞬殺でおなじみの《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》や《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》も抜けている。
代わりに、《恐血鬼/Bloodghast》が入っている。
土地は
《Bazaar of Baghdad》
《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
《真鍮の都/City of Brass》
そして
《石化した原野/Petrified Field》
を搭載し、数枚の
《ダクムーアの回収場/Dakmor Salvage》
以上の組み合わせからなる場合が殆どだ。
そして、忘れてはならないのが
《血清の粉末/Serum Powder》
の存在。これは別段新しいカードというわけではないが、このデッキの安定性を高めるのに一役買っている。
何故、このような構成に変化したのか?
その理由を各カードの搭載意義と照らし合わせながら次回の日記では解説したい。
Dredgeに対するトレンドの前に、Dredgeに対して少し前置きを。
何故そのようなことをするのか?
それは、自分が
「あるデッキに最も効果的に戦えるプレイヤーとは、最もそのデッキを上手く扱えるプレイヤーである」
という意見を持っているからだ。
古事の「己を知り・・・」でも同じようなことはうかがえる。Dredgeに対するプレイを知るには、Dredgeというデッキを知る必要があると考える。
前回の日記に示したように、最近のDredgeは瞬殺よりも安定性に重きを置いている。
具体的には、対策カードに対しての対策をメインから取っている、ということだ。
代表的なカードは
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
《薄れ馬/Wispmare》
の2種類だ。
何故、
《古えの遺恨/Ancient Grudge》
《天啓の光/Ray of Revelation》
の2枚よりも優先されているのかは考えてみると面白い。
→昔は後者2枚も使用されていたことはあったが、今は前者2枚が標準だ
ちなみに、上記のカードを加えるため《戦慄の復活/Dread Return》すら搭載されていない。
ということはDredgeの瞬殺でおなじみの《炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot》や《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》も抜けている。
代わりに、《恐血鬼/Bloodghast》が入っている。
土地は
《Bazaar of Baghdad》
《知られざる楽園/Undiscovered Paradise》
《真鍮の都/City of Brass》
そして
《石化した原野/Petrified Field》
を搭載し、数枚の
《ダクムーアの回収場/Dakmor Salvage》
以上の組み合わせからなる場合が殆どだ。
そして、忘れてはならないのが
《血清の粉末/Serum Powder》
の存在。これは別段新しいカードというわけではないが、このデッキの安定性を高めるのに一役買っている。
何故、このような構成に変化したのか?
その理由を各カードの搭載意義と照らし合わせながら次回の日記では解説したい。
最近のDredge@Vintage
2012年11月1日 Vintage コメント (2)Bazaar of Baghdad
土地
(T):カードを2枚引き、その後カードを3枚捨てる。
VintageのDredgeとは他の環境には見られないカード、《Bazaar of Baghdad》を主軸に据えた墓地を活用するビードダウンデッキである。
このデッキの強さを支えているのは安定したデッキの動きと墓地という特定のカード以外では対策が困難な領域の利用である。
今回の日記ではDredgeのデッキに対する分析というよりも傾向を書きたいと思っているため、詳細なことは省略する。
昔のDredgeと言うと、爆発力重視のものが多かった。
しかし、最近の結果を出しているDredgeは爆発力よりも安定性に重きを置いているものが多い。
墓地対策カードの多様化もこの傾向に拍車をかけている。
これほど有用な墓地対策カード増えたにも関わらず、Dredgeは結果を残し続けている。
Dredgeも「対策カードに対する対策カード」や構築を常に変化させ続けているのだ。
かつて、《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》が発表された時、Dredgeの衰退を叫んだ人が多くいたが、それはDredgeというデッキを理解していない人と言えよう。
そんなDredgeに対して、他のデッキも構築を変化させることはもちろん、プレイングも変えることが必要なのは明白だろう。
次回の日記では最近のDredgeに対するトレンドを紹介したい。
→実は、新しいものではないのだが・・・
Vintage参入者へのサンプルデッキ紹介(白色)@Vintage
2012年10月25日 Vintage コメント (2)前回、「Vintageに通用するような白色デッキ(厳密には違う)を」と書いたので、今回はそのようなデッキのサンプルを挙げてみようと思う。
一応、値段もそれなりに安く作れるものを目指した。
まず、デッキに必要なカードであるが、
4 《精神的つまづき/Mental Misstep》
これはPower9を使わない以上、ほぼ必須だ。
Vintageで1マナ呪文を何も制限なく解決させることは避けるべきである。
これは、しぶしぶといったところか。
次に、
4《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage 》
言わずもがな、Moxenをはじめとするアーティファクト対策である。
又、
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
Vintage環境ではクリーチャーに対応できるカードが少ないことに加え、クリーチャー同士の殴り合いにおいても先制攻撃のため非常に除去されにくい。
①マナの増加はかの《Time Walk》に匹敵し、即死を回避できる。ストーム系にも強い。
加えて、デッキの速度を上げねばならない。
そこでおススメなのが
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
手札の損失を最小限に抑えつつ、スピードアップができる。
伝説のクリーチャーが多いため《金属モックス/Chrome Mox》を採用したくなるのはわかるが、
4《石のような静寂/Stony Silence》
を投入するため今回は避けた。何より、値段が違う。
除去としては
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
で良いだろう。MUDの《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1に対してや柔軟性を考えると《忘却の輪/Oblivion Ring》でも良いが、スピードが間に合わない。
更にサーチカードを潰すために
3《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
も良いかもしれない。
これまでの構築をまとめると
[Instants]
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
[Creatures]
4《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage 》
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4《石のような静寂/Stony Silence》
3《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
合計27枚。
上記に加えての前回紹介した
4《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
そして
3《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
で各種マナアーティファクト等を妨害する。
これで34枚となる。
土地は
1《露天鉱床/Strip Mine》
1《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
1《Maze of Ith》
4《不毛の大地/Wasteland》
18《平地/Plane》
残る1枚は追加のマナ加速
1《Elvish Spirit Guide》
で良いのではないだろうか?
まとめると、
[Instants](8cards)
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
[Creatures](27cards)
4《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage 》
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
1《Elvish Spirit Guide》
4《石のような静寂/Stony Silence》
4《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
3《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
3《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
[Lands](25cards)
1《露天鉱床/Strip Mine》
1《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
1《Maze of Ith》
4《不毛の大地/Wasteland》
18《平地/Plane》
尚、《Karakas》もあれば良いが、値段の都合上、省いた。
他にもいろいろ省いてしまったものがあるが、比較的低予算でながら(世界の)Vintageのトップメタと張り合えるデッキなのではないだろうか?
Vintageをやっている人はこのようなデッキとあたりたくは無いだろう。
はっきり言って、このようなデッキとは自分も対戦したくない。
ちなみに、日本ではVintageのトップメタがZooなので歯が立たないかも知れない・・・
サイドボードはまた機会があるときにでも。
→Dredgeには良いカモになってしまう・・・
このデッキに関してはこれ以上今回の日記で多く語るつもりは無い。
ただ、極端にクリーチャーカードを多用していることは前回の日記にも述べたように、一つのポイントになっている。
Vintageに興味を持っている方は是非試してほしい。
このデッキ、そして搭載されているカードが如何にVintageで働くかを確かめてもらいたい。
対戦してみれば自ずと明らかになるに違いない。
一応、値段もそれなりに安く作れるものを目指した。
まず、デッキに必要なカードであるが、
4 《精神的つまづき/Mental Misstep》
これはPower9を使わない以上、ほぼ必須だ。
Vintageで1マナ呪文を何も制限なく解決させることは避けるべきである。
これは、しぶしぶといったところか。
次に、
4《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage 》
言わずもがな、Moxenをはじめとするアーティファクト対策である。
又、
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
Vintage環境ではクリーチャーに対応できるカードが少ないことに加え、クリーチャー同士の殴り合いにおいても先制攻撃のため非常に除去されにくい。
①マナの増加はかの《Time Walk》に匹敵し、即死を回避できる。ストーム系にも強い。
加えて、デッキの速度を上げねばならない。
そこでおススメなのが
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
手札の損失を最小限に抑えつつ、スピードアップができる。
伝説のクリーチャーが多いため《金属モックス/Chrome Mox》を採用したくなるのはわかるが、
4《石のような静寂/Stony Silence》
を投入するため今回は避けた。何より、値段が違う。
除去としては
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
で良いだろう。MUDの《虚空の杯/Chalice of the Void》X=1に対してや柔軟性を考えると《忘却の輪/Oblivion Ring》でも良いが、スピードが間に合わない。
更にサーチカードを潰すために
3《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
も良いかもしれない。
これまでの構築をまとめると
[Instants]
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
[Creatures]
4《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage 》
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4《石のような静寂/Stony Silence》
3《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
合計27枚。
上記に加えての前回紹介した
4《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
そして
3《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
で各種マナアーティファクト等を妨害する。
これで34枚となる。
土地は
1《露天鉱床/Strip Mine》
1《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
1《Maze of Ith》
4《不毛の大地/Wasteland》
18《平地/Plane》
残る1枚は追加のマナ加速
1《Elvish Spirit Guide》
で良いのではないだろうか?
まとめると、
[Instants](8cards)
4《精神的つまづき/Mental Misstep》
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
[Creatures](27cards)
4《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage 》
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
1《Elvish Spirit Guide》
4《石のような静寂/Stony Silence》
4《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
3《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
3《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
[Lands](25cards)
1《露天鉱床/Strip Mine》
1《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
1《Maze of Ith》
4《不毛の大地/Wasteland》
18《平地/Plane》
尚、《Karakas》もあれば良いが、値段の都合上、省いた。
他にもいろいろ省いてしまったものがあるが、比較的低予算でながら(世界の)Vintageのトップメタと張り合えるデッキなのではないだろうか?
Vintageをやっている人はこのようなデッキとあたりたくは無いだろう。
はっきり言って、このようなデッキとは自分も対戦したくない。
ちなみに、日本ではVintageのトップメタがZooなので歯が立たないかも知れない・・・
サイドボードはまた機会があるときにでも。
→Dredgeには良いカモになってしまう・・・
このデッキに関してはこれ以上今回の日記で多く語るつもりは無い。
ただ、極端にクリーチャーカードを多用していることは前回の日記にも述べたように、一つのポイントになっている。
Vintageに興味を持っている方は是非試してほしい。
このデッキ、そして搭載されているカードが如何にVintageで働くかを確かめてもらいたい。
対戦してみれば自ずと明らかになるに違いない。
最近のカード@Vintage -「強力な」カードとは?-
2012年10月8日 Vintage コメント (4)Leonin Relic-Warder / レオニンの遺物囲い (白)(白)
クリーチャー — 猫(Cat) クレリック(Cleric)
レオニンの遺物囲いが戦場に出たとき、アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とする。あなたはそれを追放してもよい。
レオニンの遺物囲いが戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
2/2
前回の日記(カード評価@Vintage http://battlecruiser.diarynote.jp/201210062330342523/)の続きです。
最近発売されたカードで一際有名なカードといえば《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》であろう。
このカードの強さは誰もが認めるだろう。
アーティファクト・クリーチャーである《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》や《鋼のヘルカイト/Steel Helkite》もVintageで活躍している。
だが、その他のカードでもVintageに十分通用するカードは存在する。
しかし、残念ながらそのカードに着目している人物は皆無に等しかった。
声高らかにカードを評価する人はそのようなカードこそ、紹介してほしいと思っている。
もしかしたら、気付かなかった、あるいは気付けなかっただけなのかもしれない。
なぜなら、それはVintageでは見かけることが非常に少ない色、白のクリーチャーカードなのだから・・・
→《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》のおかげていくらか見かける機会が増えた
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》。
これほどVintage環境にマッチしているクリーチャーであるにも関わらず、このカードを正確に評価できていた人は何人いただろうか?
このような結果になってしまったのはやはり、日本のVintageプレイヤーが所謂「コピーデッキ」のチューンからVintageのデッキを作る傾向が大きく、あまりカードについて考察していないことを暗示しているのではないかと思う。
ちなみに、「コピーデッキをチューンする」こと自体は全く悪いことだとは思わない。
誰しも、最初はうまい人の真似から始めるものだ。
しかしやってはいけないのは後半の部分に示した「あまりカードについて考察していない」という部分だ。
これは、実は「カードの考察ができない」といった方が正解かもしれない。
なぜならば、こういったカードに気付くためにはVintageの中でもあまり使われない白をしっかりと使った経験のある人、そして偏ったデッキや色の知識でなく、Vintageの環境そのものを知っていることが必要だからだ。
前回の日記で「歪んだ考察」が悪影響を招くと言ったのは、このように視野が狭まったカードの解釈しかできなくなる可能性があるからだ。
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》が正確に評価され得なかった背景には少なからずこの「歪んだ知識・考察」が存在していることは確かであろう。
さて、前置きはこのくらいにしておいてこのクリーチャーのどこがVintageで強力なのか?
このカードの強力な点はまとめると
①(アーティファクトでない)クリーチャーである
②追放する
③アーティファクト、エンチャントの両方に対処できる
以上の3点だ。
逆に、扱いづらい点は
◆ダブルシンボル
この一点に尽きる。
まず、強力な点から見ていこう。
①クリーチャーである ※非アーティファクト※
Vintageではクリーチャーに対処できるカードは少ない。中には普通のクリ―チャ―には全く干渉できないデッキも存在する。
つまり、このカードは確定除去として働きうるのだ。
しかも、クロックが残る。ただの除去としても十分使用に耐えうる性能である。
クロックであるということはプレインズウォーカーに対処しやすくなるということだ。
更に、Vintageではクリーチャー呪文を打ち消せるカウンターに乏しく、通りやすいのもインスタントやソーサリーに比べて信頼性が高く、長所の一つである。
②追放する
これは、破壊ではないということ。
つまり、《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》による即死を回避できるのだ。
相手が不用意に《Time Vault》を出そうものなら、追放して除去されない限り勝ち手段を一つ潰せる。
ちなみに、この効果が「破壊」であった場合、勿論《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》に対処できない。
また、Vingtageでは《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》や《Regrowth》といった墓地からの回収カードが存在するため、《Time Vault》を墓地に落としても安心はできない。
最悪、《Timetwister》→《修繕/Tinker》でも再利用可能なのだ(最悪、素出しも可)。
余談だが、《Timetwister》が他の環境で禁止、Vintageで制限なのはこういったことも影響している。
最近は統率者戦(EDH)で目にする機会が多くなったが、《Timetwister》は他のドロー呪文と全く違う。
同じように扱っている人が多すぎる気がするが、ただ「大量ドローカード」の一つとしてとらえている人は結局のところ、《Timetwister》を使いこなせていないのだろう。
むしろ、《Timetwister》に使われているといっても過言ではないかもしれない。恐ろしいカードである。
③アーティファクト、エンチャントの両方に対処できる
これはまぎれもなく、(除去されなければ)1対2交換がアーティファクトとエンチャントのいづれかと可能であるということだ。
アーティファクトなど、Vintageでは特殊なデッキで無い限り目にしない方が珍しい。
Solo Moxenを追放すれば、マナ基盤の破壊+クロック という恐ろしいカードになる。
MUDに対しても、《磁石のゴーレム/Lodestone Golem》や《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》をアドバンテージの損失なしに盤面から葬れる。
装備品に対処したりもできる。
また、エンチャントにも干渉できる点は重要であり、Vintage特有のOath系デッキはこのクリ―チャ―で対処が可能なのだ。
上記の中では、Solo Moxenに対処しながらクロックを確保するというのが最も強烈なのではないだろうか。
前述した通り、カウンターもされづらいため信用性が比較的高い。
次に扱いづらい点であるが、
◆ダブルシンボル
理由は言わずもがなだろう。
出しにくいのだ。
特に、1ターン目に出すにはかなりつらい。
Solo Moxenを使ってもきついだろう。
→《Black Lotus》? あれは別格。
このように、一枚のカードでも考察すべきところはたくさんある。
次回はVintageには珍しい白色のデッキであり、更にSolo Moxenを使わない白単(厳密に言うと白単ではない)デッキを紹介しようと思っています。
ある程度戦えるデッキを紹介するつもりです。